充実のブートレグ・ライフ ブートレグ地獄から生還した男の限定コレクション!
The Jean-Clarke Memorial Sonic Barbecue (LP)
このペラペラなストーンズとは何の関係もないシュールな写真ジャケット。
そう「ソニック・バーベキュー」はあの名盤「ベッドスプリング・シンフォニー」の姉妹編ともいえる名盤。
アメリカンツァーの翌1973年ドイツ公演である。ミックが「ダンケシェーン」なんて言ってるから確かである。
「ベッドスプリング~」に比べ、若干低音部の迫力がなくステレオ感も薄いが、 同じ曲でもテイラーのアドリブが違っていたりして楽しい。 ただ「Sweet
Vigenia」は「ベッドスプリング~」のコピーである。
Garden State’78 (2枚組みLP)
1978年サムガールズ‘アメリカン’ツァーでのライブ盤。 音質はむちゃくちゃいい…というか、客席じゃなく、
スタッフとしてステージ脇にいるような臨場感なのだ。 ただし演奏はがたがた…なんだけど、リズム隊(ビルとチャーリー)は見事よ。
この音源も「An American Affair」とか「Slicker」とか名前を変えて出回ったようだ。
Not Guilty (LP)
これはストーンズのブートレグではなく、キースのブートなのだ。あのトロントの裁判の後、キースのファン…というより信奉者が製作したと思われる。タイトルはそのものずばり
Not Guilty (無罪)である!
内容はライブではなく、スタジオ没テイクとか、別テイクとか、曲にもなってないアイデア段階のものとかごちゃ混ぜで、ジャケットに書かれた曲数と、入ってる曲数が一致しないぜ!
…というひどいブツだが、きちっとスタジオ録音した「We Had It All」と「Let's Go Steady」が入ってるんで宝物である。
ジャケット写真全体を覆う茶色のもやもやしたものは、マリファナである。脱帽!
Buried Alive (3枚組みLP)
ニューバーバリアンズの記念すべきMSG公演(1979/5/5)である。フルカラーのジャケットがすばらしすぎる。表裏とも良いが、開くとまた凄い。ストーンズの正規アルバムにもこんな迫力ジャケットはない。もちろんCD時代の現在では再現不可能、ざまぁ見やがれ!
それにしてもロニーのバンドのはずだが、ほとんどキースが主役。音の方はすざまじいの一言で、頭痛がひどい時に聴けば、頭の痛いのも忘れるだろう。しかし、キースの未発表曲「Apartment#9」と「Let's
Go Steady」を演奏してるので貴重である。
近頃公式版として発売になったようだが今頃買ってどうする。
LIVE AT L.A. FORUM 1975 (2CD)
1975年アメリカンツァー全曲収録版。CD時代に始めて見つけた。LP時代にあったブートのコピーかどうか未確認。 通して聴くのはかなり体力を要する。翌年のヨーロッパツァーとの違いをチェックしたくて購入。
FRANCH MADE Live In Paris 1976 (2CD)
1976年ヨーロッパツァー、パリ公演全曲収録版。CD時代に始めて見つけた。LP時代にあったブートのコピーかどうか未確認。同じく 通して聴くのはかなり体力を要する。前年のアメリカンツァーとの違いをチェックしたくて購入。
LACERATED (CD)
かつて’78アメリカンツァーの中では最も音質・演奏の良い名盤2枚組みLPとして発売され、この音源はコピーされ「Summer Romance」というタイトルでも出回っていた。
「サッキン‘70s」の「When The Whip~」はこの中に入っているのもので、その演奏のすばらしさは只者ではない。「今日はライブレコーディングするから、気合入れていこう」くらいの申し合わせがあったとしか思えない出来である。ほとんどの会場では「Sweet
Little 16」やってるが、替わりにここでやってる「Hound Dog」が聴きもの。またLP時代にはほとんど聴き取れなかったミックのギターやイァン・スチュのピアノが、CDになって時々聴こえて感激。
CDのジャケットはLP時代のそのままコピーで、右下に小さく 「A Two-Record Set」と書かれていて嬉しい。しかもケースを開けると、中ジャケは「Summer
Romance」…こんなこと許されるのか!と一瞬思うが、そもそも元のブートレグが違法なんでかまわねぇかっ?!
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これらの他に、友人から借りてテープに録ってある名盤ブートレグ
ミック・テイラー在籍時のライブ「Nasty Music(2LP)」「Leed Stones」「Bedspring Symphony」
スタジオ没テイクとか、別テイク、未発表曲集「The Black Box(3LP)」 (2007.4)